知識を体験とすり合わせる場

Globe

知識を体験と
すり合わせる場

Globe

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Globe で学ぶこと


Globeには、小学生から社会人まで、非常に幅の広い年齢層の人たちが通っています。そ の人たちが国語や英語を勉強しながらやっていることは、知識を自分の体験とすり合わせることです。そのすり合わせは、私とおしゃべりしたり、自分で文章を書いたりすることで行います。机に座った勉強では、ともすれば「文字は読めれど中身わからず」になりがちですが、このすり合わせで、自分がどんな体験をしていたのかを自覚し、同時にその体験の意味もわかってくるようになるからです。

わかることが第一。わかれば点数はついてくる。

ところがこれが厄介です。誰でも語彙不足のため分かっているはずのことをうまく言い表せない。だからと言って知識を詰め込むと考える力が得られない。そこで、Globeでは、問題文を利用しながら、生徒たちとおしゃべりをします。おしゃべりしているうちに、わやわやとした頭の中が整理され自分の考えていたことがハッキリしてきます。このようにおしゃべりするとき、生徒は言葉を現実とすり合わせています。うまく言葉が言い表した い現実に結びついたとき、理解がひとつ生まれるわけです。Globeではこのすり合わせを「国語」と理解しています。
以上のことは子どもにも大人にも当て嵌まります。だからGlobeでは小学生から社会人まで学んでいるわけです。
現実とすり合わせながら理解を蓄積してゆけば、いつの間にか中学や高校受験の通常の問題に対処できるようになります。慶應高校に合格した生徒はその好例です。

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Globe生徒募集

随時募集

小学生(1~3年生) 新規募集中

12,000/月

時間 午後2時~、午後3時~ (60分)
内容 漢字の成り立ちを理解しながら簡単な文章を書くことと、問題集を解くことが主な内容になります。
募集曜日 下記の募集時間割を参照してください

小学生(4~6年生) 新規募集

18,000 (12,000)/月

時間 午後4時〜、午後5時半、午後7時~
(90分又は60分授業。進度と希望によって選択)
内容 お喋りしながら問題集を解くことに重点が移ります。

日曜クラス近代回顧 新規開講

18,000/月

時間 日曜日午後5時〜7時
内容 大学に入ったのはいいものの、何をどう書けばいいか分からない。大学を受けるつもりで受験科目は一応終わったが、論文試験を見て唖然。何をどう書いたらいいか分からない。こう いう人はGlobeの日曜に午後5時から開催している「近代回顧」まで御出でください。社会人の方も歓迎です。みなさんは皆同じ壁で進路を妨げられているからです。


2025年度 開講中講座


新小2国語

12,000/月

時間 水曜日午後2時10分~3時10分
内容 絵を言葉で表現して、またその逆をやりながら現実と言葉との関係を理解する
特徴 字源から漢字を学ぶ

新小6国語

18,000/月

時間 木曜日午後4時30分〜6時
金曜日午後4時〜5時30分
内容 ・中学受験の過去問を素材に、要約と内容を検討する文章展開
・漫画の日本史を読んで流れをまとめる
・漢字ドリル
特徴 毎週のように文章を書きます

新中3国語

18,000/月

時間 火曜日午後4時〜6時
内容 ・物語の読み方、古文と漢文の基本的素養の養成、これがこのクラスの内容です
特徴 最近は中学受験から大学受験まであまり違いがないので、生徒の様子を見ながら、読む文章を変えていきます

新高1英語

18,000/月

時間 土曜日1時30分~3時30分
内容 2021年度では、大学共通テストの英語が目標

特徴 新中1英語と同じ

英文原典購読

18,000/月

時間 日曜日午後5時〜7時
内容 アラン・ブルームガ『アメリカン・マインドの終焉』
特徴 西洋の原典を英語で読むだけではおもしろくない、自分で書いて自分の理解を確認したいと言う受講者の要求に答え、5月からヨハン・ホイジンガの『中世の秋』を扱い、書くとおもしろみを倍になる授業です

QandA

講座の時間割について:

原則として、
小学生(1~3年生)は午後2時、午後3時からの40~60分授業
小学生(4~6年生)は午後4時、午後5時半、午後7時からの60分授業、又は90分授業となっています。(進度や希望によって選択)

上記の時間に当てはまらない時間をご希望の場合は、ご相談ください。

お申し込みについて:

当ホームページのお問い合わせフォームに入力して送信、もしくはお電話にて承っております。内容確認後、指導方針、時間割、授業料などをご説明いたします。 お気軽にお問い合わせください。ご不明点に関してお答えいたします。

無料体験について:

まずは、お子さんに合うかどうか無料体験授業(1授業)で試してから、入会するかどうか決めていただけます。

休講について:

①日曜祭日はお休みを頂きます(近代回顧を除く) ②5月の連休、夏のお盆休み、年末年始の時期は1週間の休講期間になります。

大学で学ぼうとする人への言葉

 たえず変化する現実の事態に対応するため日々更新していかなければならない知識や情報を別にすれば、大学で学ぶものは基本的に今も昔もあまり変わりがない。以前にもまして合理性を追求し、実用性や経済的条件をきびしく考慮に入れなければならなくなった今日でも、大学で学ぶ間に身につけるもの、在学中に自分のなかに形成すべきものの基本は変わりがない。それは、大学というものが――機能が複雑になり多様化した今日でも――社会から一歩しりぞき、社会の在り方を全体として捉えなおし、過去を踏まえながら社会の現にある姿とあるべき姿とを社会につたえる機関だからである。その意味では、大学は社会といったん断絶することで社会と結びつく。大学が大衆化したと言われ、かつての大学像が見えにくくなった今日でも、さらには制度疲労のために大きな改革と将来における形態の変化とが予測される今日でも、大学がもつこの基本的な性格は変わりがない。

 以上の事柄を、これから大学で学ぼうとしている人々や、すでに大学で学んでいる人々の立場に即して語るならば、大学で学ぶ数年間は自己と人間と社会とを見つめなおし、その諸々の在り方を捉えなおす期間だと言える。大多数の人々はこの期間、つまり二十歳前後の数年間をどう過ごすかで、ほぼ以後の人生を決定してしまう。それは、単に、制度上この期間に将来の進路がおおよそ決まってしまう、というだけではない。この時期をどう過ごすかで、以後どのような人間になるか、その大枠が定まってしまう、という意味である。この時期に自己の核が形成されてしまうからである。主としてこの期間になされる自己の核形成の過程で学ばれ、その過程で核に組み込まれた認識以外の認識はなかなか本物にならない、ということも忘れてはならないであろう。これは、広く社会の様々な分野で活動している人々の姿を見ても、歴史を振り返って見ても指摘できる大きな経験則である。

 だから、これから大学で学ぼうとする人々は、何よりも先ず、広く深く人間と社会とを捉える認識を得るための場として大学を考えるべきであると思われる。と言うよりも、大学へ行こうと思った段階で、すでにそのような考えは抱かれている。未分化なものではあっても、大学で勉強したいという気持ちのなかに、その萌芽がふくまれているからである。日々の生活の中で感じる種々の希望や欲求、あるいは逆に不平不満よりもっと漠然としており、そのため現実に対応するものが何もなく、またそのためほとんど言葉にできぬ思いのなかに、この萌芽はふくまれている。学ぶということは、この萌芽を自覚すること、そう自覚した自分を育てること、そう育てた自分の考えを明確に言葉で表せるようにすることでもある。その営みの一環である思考の文章化は、この流れのなかで、より良くその意味が感得され、大学に籍をおくことへと通じていく。

 大学をめざす人々にあたえられた年月は、大学で学ぶ四年間と同じく、長いようで短い。新しい状況や環境のなかで漫然と毎日を過ごしていると、またたく間に一年が過ぎてしまう。授業の予習復習を怠らずに授業に出るだけの日々でも、時間は遠慮なく過ぎていく。猛然と勉強していれば、それこそ時間の不足をかこち、「学なりがたし」という諺を痛感せざるを得ない。そのため、余分なものを勉強する時間は全くないように思えても何ら不思議ではない。自覚などというひどく時間のかかる過程を待っている暇もまた、全くないように見える。だが、その間にも人は否応なく変わっていく。漫然と日々を過ごす人も、日々猛然と勉強に打ち込んでいる人も、それなりに、その過ごし方に応じて、変わっていく。そしてその変化がそのままに以後数年の間に生ずる大きな変化の下地となっていく。  この変化は単に子供から大人への変化というだけでは足りない。この変化が上に述べた以後の生涯を決定する核を創る変化となるからである。しかも、この変化のなかには、ほとんど意識されぬままに形成される自分の核を、その形成過程もろともに自覚化したいという欲求がふくまれている。その欲求こそは、実は、学びたいという欲求の根本にあるものであり、冒頭に述べた大学の在り方と重なるものなのである。いたずらに時間を空費しようと、日々の生活に埋没しようと、日々の勉強に自分を忘れようと、はたまたこの欲求自体を捨て去ろうと、自分の核を捉えることで自己と社会とを知りたいと望むこの欲求は人につきまとって離れない。この欲求は個人的な意志意欲のとどかぬ域からやってくるものであり、個人の意思によって左右される性質のものではないからである。各人のいだく自己とはこの欲求とともに各人に託されたものなのである。

これが元来は広場での対話に過ぎなかった大学で学び人間の可能性を知るという活動の主たる意味である。Globeで学ぶ意味も根本はこの点に尽きる。

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代表 今野雅方について

1946年、宮城県生まれ。東北大学建築学科卒業、早稲田大学大学院(仏文学)修士課程修了。ミュンヘン大学東アジア研究所専任講師などを経て、現在はNPO日本論文教育センターGlobe代表を務める。

早稲田大学大学院修了後、独学の期間に本格的にヘーゲルの研究を開始し、論理的思考と厳密な分析を身につける。その時期、アレクサンドル・コジェーブの著した『ヘーゲル読解入門』の翻訳に取り組み始めた。翻訳を進める中で「そうではない、そうではない」と違和感を抱きながらも作業を続けたことが、ヘーゲルとコジェーブの違いを理解する大きな手がかりとなった。

ミュンヘン大学での2年間は、日独の文化と自身の研究活動を相対化する貴重な経験となるとともに、大学という枠組みに縛られる必要がないと気づく契機にもなった。この気づきが、後のGlobe創設へとつながっていく。

30代半ばでC型肝炎を発症し、ミュンヘン大学での授業も病を抱えながら続けることとなった。しかし、『評伝アレクサンドル・コジェーヴ』の翻訳を終えたのと同時にインターフェロン治療を開始し、当時3割といわれた回復率の中で治癒を果たす。

その後、ヘーゲル『精神現象学』の註解に着手するが、極めて緻密な分析を続けた結果、数年で体調を崩し、中断を余儀なくされる。約10年後に活動を再開し、まずヘーゲル『宗教哲学』の末尾部分の分析を中心とした『里程標』を執筆、現在は出版を待つばかりとなっている。この著作では、個人的な経験を通してヘーゲルの思想が視野に入る過程を辿っている。ヘーゲルを理解するためには、単なる概念の把握ではなく、個人的経験の深化が不可欠であるとの認識に基づく。

この認識のもと、『精神現象学』の註解作業を再開し、さらなる研究を進めている。

教室へのアクセス

泉岳寺教室・事務所

組織名 特定非営利活動法人日本論文教育センターGlobe
所在地 東京都港区高輪2-16-52 パラシオン高輪 108号室
最寄駅 都営浅草線・京浜急行「泉岳寺駅」から徒歩4分

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